
The Aeneid
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Virgil(紀元前70 – 紀元前19)
紀元前19年
Virgil's "The Aeneid" is a cornerstone of Western literature, chronicling the epic journey of the Trojan hero Aeneas as he flees the fall of Troy and embarks on a divinely guided quest to establish a new homeland in Italy. This foundational epic not only provides Rome with its legendary origin story, connecting its destiny to ancient glory and divine will, but also explores profound themes of duty, fate, and the sacrifices required for empire-building. Its powerful verses have influenced countless generations of writers and thinkers.
悲劇のトロイ陥落から、七年の歳月が流れました。英雄アエネアスは、ついに約束の地イタリアの輝く海岸線をその目に捉えます。しかし、女神ユノの古く、決して消えることのない憎しみの炎が、再び燃え上がりました。宿敵トロイア人が運命の地にたどり着くのを許せず、女神が降り立ったのは、暴君アイオロスが、もがき叫ぶ風を鎖につなぐ、広大な岩の洞窟[4]。最も美しい妖精を差し出すと約束し、嵐を解き放つよう命じます。王笏が振り下ろされ、槍が山腹を突くと、風はうなりをあげて、その傷口から一斉に吹き出しました[4]。
たちまち天と地を揺るがす嵐が巻き起こります。船をつなぐ綱は断ち切られ、海は液状の山となって逆巻き、漆黒の夜が空を飲み込みました[4]。雷鳴が轟き、稲妻が闇を裂くたび、死の恐怖が浮かび上がります[4]。この混沌のただなかで、アエネアスは天を仰ぎ、嘆きました。「ああ、いっそトロイの城壁の下、ギリシャの勇者の手にかかって誉れ高く死んでいれば[5]」と。目の前で一隻の船が、波にのまれて沈んでいきます。
その時、海を統べる神ネプトゥヌスが、許しなき嵐の音を聞きつけ、怒りと共に深淵から姿を現しました。その姿は、まるで敬虔な賢人が騒ぎ立つ群衆を鎮めるかのよう。ひと睨みで荒れ狂う波をなだめ、闇を払い、再び光を取り戻したのです[6]。
アエネアスは生き残った七隻の船を、リビアの静かな港へと導きました。そこは苔むした岩棚が腰掛のようになった洞窟で、一行は安息の地を見つけます[7]。彼は気丈にも仲間を鼓舞しました。「耐えよ、そして乗り越えよ。神は我々の苦しみを、やがて幸いへと変えてくださるだろう[8]」と。しかし、その笑みの裏で、彼の心は深く傷ついていたのです[9]。